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海の話

大昔の海水は酸っぱかった

大昔の海水は酸っぱかった

海で泳いでいて、誰でも一度は海水を飲み込んだ経験を持っていると思います。そのときは塩辛い味におもわずペッペッと唾を吐いたことでしょう。

海水には、食塩のもとであるナトリウムイオンや塩素イオンなどの天然にある元素が溶け込んでいて、これが塩辛さの原因になっているのです。

しかし、地球が誕生した今から約45億年前の海水は酸っぱい味だったのだそうです。

地球の誕生当時、地球内部から吹き出した多量のガスの中には水素や水蒸気、塩素が含まれていました。そして地球の温度が下がりだすと水蒸気は水となり、雨となって降りそそぎ、地下に浸透した水は温泉のようにお湯となって地上に吹き出てきました。その繰り返しを何千年もやっているうちに海ができたそうです。

地球内部から吹き出した塩素ガスは水に溶けやすく、雨と一緒に海に溶け込み塩酸となって、強い酸性を示すようになり、酸っぱい味になったのです。塩酸の海は、長い年月の間、海中の岩石の中の鉄やカルシウムなどを溶かして、海の水は酸性から中性に変化して現在のような海になりました。

塩辛さのもとは、大昔の塩酸の海が岩石を溶かし、その成分と塩素とが結びついて塩辛くなったと言われています。
(2001.12)

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