

日本の周囲には、いろいろな海流が流れています。太平洋側では黒潮と親潮、日本海側ではリマン海流と対馬暖流などがあります。教科書などには、これらの海流は海の中を川のように流れていると説明されていますが、海流は川の流れのように常時同じ方向に流れてはいないのです。これは分かりやすいように簡単に説明しているのであって、実際の海の中は「渦」がたくさんあり、その渦が移動し、その移動の経過が流れであると言われています。
流れていく方向も一定ではありません。また、一~二週間での変化がありますから、平均的な流れがその海流の性質、すなわち流れの向きであり、速さなのです。
ところで、流れの向きを表すのに「南流」とか「北東流」という表現をしますが、ここでいう南とか北東という方向は、風の場合と全く反対の使い方をしていますから注意が必要です。
例えば、
(2004.5)
出展:「海の豆知識」―海の相談室編―:第九管区海上保安本部