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海の話

海の中の浅瀬

海の中の浅瀬

船が航海するときに、最も注意しなければならないのが浅瀬です。でも、この浅瀬は漁師さんにとっては魚の集まる絶好の漁場でもあるのです。

このような海の浅瀬で、底質が岩石またはサンゴ礁の凸所を一般に「礁(しょう)」といいます。この礁については、地方によっていろいろな呼び方をします。例えば、日本海側や瀬戸内海では「グリ」「ソワ」「ソワイ」などと呼んでいます。まれには、「ゼ」「ベ」と呼んだりもしてます。名前は違ってもこれらはみな「礁」の仲間なのです。

新潟県では、佐渡島や粟島などの沖合の海底に瓢箪礁(ひょうたんぐり)、月山礁(がっさんぐり)、鳥海礁(とりみぐり)、粟島礁(あわしまぐり)、越路礁(こしじしょう)といった地名や、地形の名前をつけたものがあり、天然の魚礁となっています。

海底に人工の浅瀬を造り、魚の集まる場所造りが近年盛んになっています。採る漁業から育てる漁業、栽培漁業の時代になっているのです。
使い古した廃船や廃車などの再利用から、コンクリートブロックや鉄骨を使った魚のためのアパートという本格的なものまであります。
これらを人工魚礁といいますが、これも「礁」の仲間です。

人工魚礁も船にとっては海の中の障害物になりますから、船が使う「海図」には、航行に危険なものである場合には、その場所を魚の形をしたマークで示されています。
(2004.8)

出展:「海の豆知識」―海の相談室編―:第九管区海上保安本部

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