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[基本設定]


ニューペック運用開始前に基本設定を実施します。
基本設定は、計画モードまたは、航行支援モードの表示画面から「基本設定」をクリックして設定を行います。
  1. 表示・操作に関する設定
  2. 表示情報項目の選択設定
  3. GPS接続設定
  4. ガーミン接続設定
  5. 内蔵GPS接続設定
  6. 航海時の警報設定
  7. ルート航法の基本設定
  8. 拡大表示する情報の設定
  9. 航跡(GPS受信ログ)の保存設定
  10. ツールウィンドウの設定

表示・操作に関する設定

newpecの表示や操作に関する各種設定をします。

表示・操作設定画面
表示・操作設定画面

マウスホイールによる拡大縮小機能を使う
チェックボックスがONの時、マウスホイールを前に回転すると拡大、後ろに回転すると縮小表示となります。
OFFの時は、ホイールが無効になります。
拡大縮小の回転方向を逆にする
チェックボックスがONの時、マウスホイールを前に回転すると縮小、後ろに回転すると拡大表示となります。

スクリーンショット機能を使う
チェックボックスがONの時、スクリーンショットを利用できます。ラジオボタンで選んだキー(PrintScreenキーか、Pauseキー)によりスクリーンショットが有効になります。
自動機能
ONの時、設定した間隔分ごとに自動でスクリーンショットを「保存先フォルダー」で指定したフォルダーに保存します。
保存先フォルダー
スクリーンショットを保存するフォルダーを入力します。
ボタンを押すと、[保存先フォルダー]ダイアログボックスが開かれますので、 保存先フォルダーを指定してください。
★注意★
通常使用時には、「自動機能」のチェックボックスは、Offにしてご利用ください。 ONのまま使用するとスクリーンショットファイルでディスクスペースが不足する原因となります。
スクリーンショットとは、画面のハードコピーです。保存画像フォーマットは「PNG」です。

スケールを表示する
チェックボックスがONの時、画面左下隅にスケールを表示します。
安全等深線
安全等深線を表示させる深さをラジオボタン(2m、5m、10m)から選択してください。

表示文字サイズ
(地名を除く)
文字サイズをラジオボタン(小、中、大、特大、超特大)から選択してください。

地名表示文字サイズ
注記、地名の文字サイズをラジオボタン(小、中、大、特大、超特大)から選択してください。

自船の表示位置
ラジオボタン(画面中央、画面の3割付近)から選択してください。
  • 画面中央 : 自船位置を画面中央に表示します。
  • 画面の3割付近 : 進行方向を広く表示するように自船位置を画面サイズの端から3割の位置に表示します。 進行方向により自船位置が変化します。進路が頻繁に変化する航行の時に、ニューペックが停止する時は画面中央を選択してください ()。
自船位置が画面中央自船位置が画面の3割付近
:自船位置を画面の3割り付近に設定して進路が頻繁に変化する航行をした場合、 地図の書き換えが間に合わずニューペックが停止する場合があります。

[コマンドボタン]
ダイアログボックスを閉じ、設定した内容を反映します。
ダイアログボックスを閉じます。設定した内容は反映されません。
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表示情報項目の選択設定

newpecの表示情報(情報1〜3、経緯度線等)を利用者の好みに合わせて選択設定します。
なお、出荷時に既定値が設定されていますので適時、設定変更してください。

情報選択設定画面

操作方法
情報をプルダウンから選択し、表示させる項目のチェックボックスをONにしたものが表示されます。

選択既定値

  • 情報1障害物、航路境界等、地名(和文)
  • 情報2障害物、航路境界等、錨泊地等、施設・境界等、陸上構造物、地名(和文)、灯略記
  • 情報3地名(英文)以外全て選択(上記設定画面参照)

利用者によって適時変更してください

表示画面の変更は、「F10」キーまたは、航行支援モードの「表示レベル」によって切替ます。
ニューペック画面の右下に[情報1]、[情報2]、[情報3]とそれぞれ表示されます。

表示項目
障害物
航路境界等
錨泊地等
施設・境界等
漁具定置箇所
陸上構造物
指示水深点
地名(和文)
地名(英文)
灯台名称
灯略記

海底地形データ(オプション)の水深値縮尺1/20000以上で表示
ONの時、表示縮尺が1/20000より大縮尺になった時に海底地形データの水深値を表示します。

経緯度線
ONの時、経緯度線を表示します。
経緯度値の表示単位を選択します。
    度分秒 表記(経緯度値を度分秒単位で表示します。)
    度分 表記(経緯度値を度分単位で表示します。)(規定値)

灯台明弧
ONの時、灯台明弧を表示します。明弧色は、灯色と同色で表示します。

[コマンドボタン]
ダイアログボックスを閉じ、設定した内容を反映します。
ダイアログボックスを閉じます。設定した内容は反映されません。

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GPS接続設定

GPS信号をnewpecに接続設定します。
GPSをPCに接続後、をクリックすると各設定は、自動的に設定が完了します。
下記各項目の設定はポートサーチを実施する前に操作する必要ありません。
接続が完了するとGPS接続完了のポップアップ画面を表示します。 アイコンをクリックして設定完了です。

GPS接続設定画面

[通信設定]

Garmin USB接続
ガーミン社の「OREGON 450TC」との接続をするときにチェックを入れます。 接続の詳細は、ガーミン接続設定を参照ください。

このボタンを押すと、ポートサーチを開始します。
下記画面が表示されれば、接続設定完了です。GPS受信状況は、「設定の適用」アイコンクリックにより 確認することができます。
GPS接続完了画面
GPS 接続成功


以下の[シリアルポート]〜[ストップビット]までの設定項目は、[ポートサーチ]により自動的に設定されます。

シリアルポート
GPSレシーバーと接続しているインターフェイス(シリアル、USB)のCOMポートです。
通信速度
自動設定された通信速度(プルダウンメニュー:4800bps、9600bps、14400bps、19200bps、38400bps、576000bps、115200bps、230400bps)です。
パリティ
設定パリティ(プルダウンメニュー:なし、奇数、偶数、マーク、スペース)。
ビット長
ビット長(プルダウンメニュー:8ビット、7ビット)。
ストップビット
ストップビット(プルダウンメニュー:1ビット、1.5ビット、2ビット)。

このボタンを押すと、受信したGPS信号が下のメッセージ欄に表示されます。
[更新間隔]
自船位置の表示更新間隔です。プルダウン(1秒、2秒、3秒、4秒、5秒、10秒)から選択してください。

通常は、1秒を設定します。PC能力により動作が不定の時は、適時設定を変更してください。

[コマンドボタン]

ダイアログボックスを閉じ、設定した内容を反映します。
ダイアログボックスを閉じます。設定した内容は反映されません。
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内蔵GPS接続設定

Windows7以降のOSで、内蔵GPSを搭載しているPCでは、内蔵GPSをnewpecに接続設定して利用できます。
Windows10の内蔵GPS接続設定は、こちら

PCの設定

水路協会でテスト用PC「ソニーVAIO Duo 13(Windows8.1)」を基にして説明します。
利用者PCの機種の違いにより表示画像が異なる場合は、利用者PCの同設定画面に置き換えてご利用ください。

  1. PCのコントロールパネルを起動し、下記赤丸の位置情報の設定をクリックします。


  2. Windows位置情報プラットフォームを有効にする」にチェックをいれて、適用をクリックします。


  3. ネットワーク(WiFi)が搭載されているPCは、WiFiを停止(OFF)します。
    WiFiの信号でGPS信号の受信が不良となるため。
    注:本設定は、水路協会のテスト用PCでの設定であり、必ずしも全てのPCに共通の設定ではありません。

  4. 設定の確認方法
    コントロールパネル(手順1画面)の「デバイスマネージャー」をクリックし、「Windows位置情報取得機能」が組み込まれていれば、OKです。


ニューペックプログラムの設定

ニューペックの基本設定からGPSタブをクリックし、下記GPS設定画面の部分にチェックをいれてOKをクリックすれば設定完了です。

内蔵GPS接続設定画面

上記画面の「LocationAPI接続(Windows7以降)」が表示されない場合は、以下の理由が考えられます。

  1. OSがWindows7以降ではない。
  2. GPSが内蔵されていない。
  3. GPS内蔵のPCで表示プログラムバージョン2.45以前のニューペックを使用していて、GPS内蔵対応のバージョン2.49以降のプログラムを上書きバージョンアップした。

上記理由の1と2は、本機能は使用できません。 3の場合は、ニューペック設定ファイルは上書きされないため、内蔵GPSの接続メニューが表示されない。 ニューペックプログラムをアンインストールしてから新バージョンのニューペックを インストールしてください。データのアンインストールは不要です。
この場合、今まで利用していたニューペックの基本設定がリセットされますので、ニューペック起動後に 上記GPS接続設定の他、[基本設定]の各種設定を実施してください。

使用していたニューペックの基本設定を生かしたい場合は、ニューペックをアンインストールせずに下記手順を実施してください。

  1. メモ帳でニューペック設定ファイル(C:\newpec\pec21.ini)を開きます。
  2. メモ帳編集画面の[GPS]行までカーソルを移動します。
  3. [GPS]末尾でEnterキーを押して、空いた行に下記行を入力します。
    LocationAPI=0
  4. ファイル→上書き保存により(pec21.ini)ファイルを保存し、メモ帳を終了します。
  5. ニューペックを起動します。
  6. 基本設定→GPSからGPS設定画面を表示し「LocationAPI接続(Windows7以降)」にチェックを入れる。
  7. OKをクリックします。
  8. 設定完了です。

内蔵GPS利用上の注意

Windows位置情報は、位置情報をPCのネットワーク情報からも取得するため、GPS衛星からの信号が受信 されるまでは正しい位置を表示しない場合があります。また、GPSのアンテナが内蔵のためにGPS受信不良が 外部接続GPSよりも多く発生する場合がありますのでご注意ください。

水路協会でテストした結果、GPSの信号が正常に受信されるまで約3分程度かかりました。
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内蔵GPS接続設定(Winwdows10)

Windows10における内蔵GPSのnewpecに接続設定手順です。

PCの設定

  1. Windowsの設定

    Windows画面左下のスタートメニュー→設定からWindowsの設定を起動し、下記赤丸のネットワークとインターネットまたはプライバシーをクリックします。


  2. 1番画面の「ネットワークとインターネット」クリック後下記画面のWi-Fiをクリックし、「Wi-Fi」の設定がオンを確認します。
    オフの場合は、アイコンをクリックしてオンにします。


  3. 1番画面の「プライバシー」クリック後下記画面の位置情報をクリックし、「このデバイスの位置情報はオンになっています」を確認します。
    オフの場合は、変更アイコンからオンにします。




ニューペックプログラムの設定

ニューペックの基本設定からGPSタブをクリックし、下記GPS設定画面の部分にチェックをいれてOKをクリックすれば設定完了です。

内蔵GPS接続設定画面

内蔵GPS利用上の注意

Windows位置情報は、位置情報をPCのネットワーク情報からも取得するため、GPS衛星からの信号が受信 されるまでは正しい位置を表示しない場合があります。また、GPSのアンテナが内蔵のためにGPS受信不良が 外部接続GPSよりも多く発生する場合がありますのでご注意ください。

水路協会でテストした結果、GPSの信号が正常に受信されるまで約3分程度かかりました。
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航海時の警報設定

航海モード時の自船ベクトル、警報対象データ等の設定をします。

警報設定画面

[ベクトルライン]
ベクトルラインの表示
ONの時、進行方向ベクトルラインの航行距離を設定分単位で表示します。
メモリの表示
ONの時、進行方向べクトルラインに航行メモリを設定分単位で表示します。
自船表示例
Nave_Vector

[センスエリア]
センスエリアの表示
ONの時、センスエリアを表示します。
ラジオボタンで、センスエリアの形状を選択します。
固定範囲
現在位置から設定半径の円を表示します。
速度連動
現在位置から設定分相当の距離の半径と、指定全幅角度による円弧を表示します。

「警報対象」に設定された対象物をセンスエリア内で検出すると、警報アラームを発生します。

[警報対象]
警報の対象となるもののチェックボックスをONにしてください。
ONにすると航行支援モードのメッセージウィンドウに該当する警報を灰色で表示します。
センスエリア内に対象物を検出すると警報音を鳴らし、メッセージウィンドウの該当する警報を朱色で表示します。

[警報音]
警報音をプルダウン(なし一般の警告音メッセージ(問い合わせ)メッセージ(情報)メッセージ(警告)システムエラー)から選択してください。
警報音は、Windowsシステムのサウンドを利用しています。
サウンドコントロールパネル(下図参照)は、Windows画面タスクバーのスピーカマークを右クリック→サウンドを左クリック順で表示します。 スピーカマークがない場合は、Windowsスタート→設定→システム→サウンド→サウンドコントロールパネル順です。 サウンドコントロールパネルから上記プルダウンメニューの音を再生することができます。

図中の(1)(2)順にクリックすると該当するサウンドが発生します。
スピーカのボリュームを適時設定してください。

サウンドコントロールパネル
sound_test.png(57893 byte)
(注) Windowsの更新によってサウンドコントロールパネルのメニューとニューペックプルダウンメニューのサウンド名が合わない場合は、 適時設定して同じ音を確認して設定してください。

[コマンドボタン]
ダイアログボックスを閉じ、設定した内容を反映します。
ダイアログボックスを閉じます。設定した内容は反映されません。
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ルート航法の基本設定

航海計画線の表示や想定速度等を設定します。

ルート航法設定画面



設定表示例
WayPoint

アライバルサークル半径
「表示」の時、WPにアライバルサークル半径を設定値で表示します。 右図(1)参照

コーラスライン幅
「表示」の時、航路のコースライン幅を設定値で表示します。 右図(2)参照

WP切り替えタイミング
WPの切り替えタイミングを秒単位で設定します。

アライバルサークル付近での表示縮尺を拡大する
ONの時、アライバルサークル付近になった時に指定縮尺で表示します。

標準速度
標準速度を設定します。
設定速度は、航路計画の変針点間や目的港までの所用時間 計算に利用します。

[コマンドボタン]
ダイアログボックスを閉じ、設定した内容を反映します。
ダイアログボックスを閉じます。設定した内容は反映されません。
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拡大表示する情報の設定

航行支援モード時に、ポップアップウィンドウに表示する情報(自船位置、船速等)を選択設定します。

情報ウィンドウ設定画面

ポップアップウィンドウは、航行支援モードのnew pec2ツールの【情報ウィンドウ】をクリック毎に表示/非表示が切り替わります。
上記設定では、下記表示画面例の右画面のように表示されます。

本機能を最初に起動したときは、選択した情報が全て重なって表示されます。
適時ポップアップウィンドウをマウスアイコンでつまんで移動してください。
ポップアップウィンドウの表示位置は記憶され、次回からは、前回配置の位置に表示されます。

GPS積算距離カウンターは、ニューペックを終了してもゼロクリアーしません。
カウンターをクリアーする」アイコンをクリックするとゼロクリアーします。

情報ウィンドウ無しの表示例情報ウィンドウ表示例

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航跡(GPS受信ログ)の保存設定

航跡(GPS受信ログ)の保存フォルダーを設定します。航跡は、設定したフォルダー下に保存されます。

航跡(GPS受信ログ)の保存設定画面

操作・データ処理等の診断ログを生成する
ONの時、操作・データ処理等の診断ログを指定フォルダーに生成します。
直接フォルダーパスを入力するか、をクリックしてフォルダーを指定してください。
指定したフォルダー下に、日付単位でファイル名を「newpec西暦年-月-日.log」で自動的に保存します。

通常は、指定する必要はありません。動作が不定の時に本設定を行い、 ログファイルを解析するときに使用します。

GPS受信ログを生成する
ONの時、GPS受信ログを指定フォルダーに保存します。
直接フォルダーパスを入力するか、をクリックしてフォルダーを選択指定してください。
指定したフォルダー下に、日付単位でファイル名を「gps西暦年-月-日.log」で自動的に保存します。
日付をまたいだ航海の時には、そのまま継続して保存されます。

航行ナビゲーションをする場合は、本設定を実施してください。

[コマンドボタン]
ダイアログボックスを閉じ、設定した内容を反映します。
ダイアログボックスを閉じます。設定した内容は反映されません。
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